トラベルラボ

お得に旅行に行く方法や生活に役立つであろう情報を発信。たまには雑談もしたい。

私もセクハラしているかもしれません。

最初におことわりしますが、決して筆者がセクハラをしていることを自白する文章ではありません。

少し長いですが、最後まで読んでいただけると幸いです。

自分の周りのセクハラ被害

世間で、度々議論となるのが「セクシャル・ハラスメント」

筆者は現在大学4年生(男)で、某大手予備校(緑色のところ)でアルバイトをしています。

その職場である正社員(仮にAとします)が複数の女子大生のアルバイトスタッフにセクハラをしている疑いがかかり、私は男ですが、あまりに見兼ねて正社員の上司Bに相談しました。

が、いまいち納得のいく対応をとってもらえないのでみなさんの意見を頂きたくこの記事を書いています。

しかし、セクハラ、セクハラ言ってるだけでちゃんとした意味を知らないんじゃないか?と思ったので、そもそもセクハラの定義とはなんなのかを調べてみました。

セクハラは男女雇用機会均等法で明確に定められていました。

「職 場 に お い て 、労 働 者 の 意 に 反 す る 性 的 な 言 動 が 行 わ れ 、そ れを拒否したり抵抗したりすることによって解雇、降格、減給などの不利 益を受けることや、性的な言動が行われることで職場の環境が不快なも のとなったため、労働者の能力の発揮に重大な悪影響が生じること」だそうです。

 

また、厚生労働省の指針によるとセクハラは以下の2種類に分けることができるそうです。

その1-対価型セクシャル・ハラスメント

職務上の地位を利用して性的な関係を強要し、  それを拒否した人に対し減給、降格などの不利益を負わせる行為。

その2-環境型セクシャル・ハラスメント

性的な関係は要求しないものの、職場内での性的な言動により  働く人たちを不快にさせ、職場環境を損なう行為。

 

(法務省人権擁護局HPより)

 

すなわち、上の立場を利用して性交しようと強い、犯した場合と、もし拒否されたとしても減給や降格などで報復し不利益を被らせた場合は対価型、身体の関係を強いなくとも、お触りや下ネタなどで相手を不快にさせた場合は環境型のセクシャル・ハラスメントが適用される、といったところでしょうか。

 

ちなみに余談だが、「男なんだから~しろ。」、「女の子は~であるべきだ。」というのは、セクシャルではなく、ジェンダー・ハラスメントといってセクハラとは別のハラスメントとして扱われるそう。

 

私の職場では、正社員にアルバイトの女子大生が胸やお尻に触られたという被害状況なので、後者の環境型セクハラが当てはまるかと思います。

 そのほかにも過去にはエレベーター内で二人のときに泣かされたひともいたと聞いています。

 

大学に入学して間もない頃から被害は聞いていましたが、何も行動できなかった。(です、ます調だとあまりに長くなりすぎるのでここからは断定文末にします)

なぜかというと、事件現場を一度も見たことがなかったから。

シフトに入っている日にも被害に合っていた人はいたそうですが、何せ実際にセクハラしているシーンを見たことがなかったのだ。

注意して見ても、全く目撃できなかった。

ひとを咎めるのであれば、確固たる証拠を揃えないと抜け道を相手に与えてしまうし、責める側も名誉毀損などで追及されかねない。

また、男女問わずひとのお尻に誤って触れてしまうことも一度や二度は誰だってあるはず。(胸はない気がするけど…)

最初は触れられた側の勘違いでは?と思ったこともあり、何もできなかった。

しかし、勤めて4年。

アルバイトの中でもそれなりに上の立場になり、結構社員にも体当たりで意見をぶつけるようなひとなので、自分が思い切って言ってやろうと上司に報告した。

すると、その上司は少し驚いていたが、どうやら以前にもAについてセクハラ問題があり、注意していたそう。

私も噂でしか聞かないし、被害が明確にいつとは存じあげなかったので疑いがある程度に伝え、もし被害の報告があがればすぐにお伝えしますと言った。

そしてそれから約3ヶ月経って、上司から最近被害はないか聞かれた。

どうやらその上司、私がAに現在もセクハラの疑いがあることを報告した後に注意し、「次はないぞ」と伝えていたそう。

そこで周りの女性スタッフに聞いたところ、ちょうど2日前に被害を受けたとの報告が。

しかも2日前といえば、自分もシフト入ってた…、いつだ?どこでだ?と遡って考えてみた。

どうやら、プリンターで女性スタッフがコピーしていたときに話しかけてきて、そのタイミングでお尻を触ってきたらしい。

待てよ、その時間に勤務していたのは、A、アルバイトが自分と被害者を含めて4人だったよな、たしか被害者がプリンターを長時間使用していたのは20時以降、その時間は自分は生徒を見回る係だったため、現場にはおらず、もう1人は休憩をとっていたため現場にはいなかった。また残りの1人が仮に電話対応や生徒の対応をしていたのであれば、プリンターの方向をだれも見ていない状況は十分でき得るのであった。

しかし、もしかしたら被害者のスタッフは上司に知られたくないかもしれないから、念のため上司に筆者から報告していいかの許可を求めた。

彼女は承認してくれたのでそれを上司に報告をしたところ、「それなりの対応をします。」との返事が。

それなりの対応?ようやく左遷でもされるのか??そう期待していた。

そして3日後くらいに、上司に呼び出された。Aに対して厳重注意をしたとのこと。

どのように注意したのかを尋ねると、「本社の悩み相談窓口みたいなところにスタッフからセクハラに関する相談が入ったが?」みたいな感じでAに質問したそう。

 

するとAが放った言葉は「身におぼえがありません。」であった。

身に覚えがない??何度か上司から注意されていて被害者がいっぱいいるのに?

普通、一度注意されたら、たとえそれが過失であったとしてもその後は注意したり、スタッフとの接触に対して敏感にならないだろうか?

Aはまったくもって身に覚えがないというのだ。

そんなことありえますか??身に覚えがないという供述には2通りあるのではないだろうか。

 

パターン1:身に覚えがないとしらを切っている。

パターン2:ほんとに身に覚えがなくて、もはや癖となっている。(万引き癖みたいに)

 

いずれにせよ、スタッフが不快に感じる労働環境を改善すべく、どこかに飛ばすのがベストだと思うが、どうやら来年度もうちの校舎にとどまるらしい。

A本人にも腹が立つが、対応している上司に対する信用も失墜したし、腹が立った。

 

やはり、現行犯で証拠を押さえるほか、道はないのだろうか・・・。

心理学やセクハラに対して専門的な知識をお持ちの方の意見をぜひお聞かせ願いたい。

また、もしセクハラの被害に遭われたことのある方がいらっしゃったら、周りの人間がどのように動いたら少しでも救われるのかをご教示いただきたい。

やはり、非常にセンシティブな問題であるので、もしかしたら、たとえ友人や親しい先輩であっても被害の事実を知られたくない人もいると思うから、どのようにしたら救いの手を差し伸べることができるのだろうか。

 もしかしたら自分も加害者になっているかもしれない

この問題を通して、自分が気づいてないだけで実は他人に対して相手が不快に思ったり、セクハラに当たるようなことをしているのではないかと思った。

もちろん、セクハラ被害を訴えられたことはないが、気を付けなければならないと思う。

たとえば、同期と休憩中に下ネタを交えた他愛のない会話をしたりもする。

それがもし、相手が不快な思いをした時点でアウトである。

では、どのように気をつけたら良いか?

「自分の彼女や娘がされて嫌なことはするな。」

このような考えを基準にすれば、相手に不快な思いをさせるということはなくなるのでないだろうか。

しかし、逆にセクハラに対して厳しすぎる世の中になることに関して危惧すべきかもしれないとも思う。

もちろん、セクハラはあってはならないし、被害に苦しんでいる方々がたくさんいらっしゃることは重々承知しているが、セクハラに対して過敏になりすぎたり、冤罪だって出うるかもしれないと思う。

なにを言いたいかというと、このようなジェンダーに関する問題は、偏りすぎても何人も安心して働ける社会は実現できないということだ。

そのためには、第三者が適切かつ公正な対応をとっていくことが必要であると思う。

話が超越してしまったが、この記事を通してみなさんの意見を頂戴して、今後に生かせたらと考えている。

ご意見をお聞かせください。また、もし記述に対して誤った知識や記述があった場合は訂正いただけると幸いです。